ハニーポットの構築2(T-Pot:インストール)Bulding the Honeypot2

T-Pot
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現在の機器について

メーカーGMKtecメモリ8GB → 16GBへ換装
製品名Nucbox G3SSD512GB → 1TBへ換装
CPUAlder Lake N100

それでも不具合で、アクセスできない

最初はT-PotをRaspberryPiで構築していました。しかし、RaspberryPiでは、すぐ音を上げしまい、kibanaによる観測ができなくなってしまいました。T-Pot自体がダウンしているわけではないのですが、なぜかアクセスしようとしても、数分待った挙句、「ERR_CONNECTION_TIMED_OUT」と言われて、アクセスできません。

その原因は

それでも何とかアクセスできたときに見ることができた光景は以下のようなものでした。

「load average」が200を超えるという、今までに見たことのないCPUの使用率。

かつ「物理メモリ」と「スワップメモリ」の残が147.4MBにまで減っているという、メモリの使用率。

今までこれほどの使用率は見たことがありませんでした。RspberryPiから進化した現行機器でも、これほどになるということは、よほどT-Potはリソースを使うのかもしれません。それとも私のインストールの仕方が悪いのでしょうか?

ひとつ気になったのは、最近Linuxに感染するコインマイナーのマルウェアです。しかし、これではないようなので、一安心です。

もう一つ気になったのが、「kswapd0」のCPU使用率です。

「kswapd0」は、Linuxシステムのswapを管理するものです。「kswapd0」がフル稼働していて、「swap」がフル活用されていしまっている。ということは、単純にメモリが足りないということですね。

現在の対処について

というわけで、現在は以下のような調整をしています。これでうまくいくといいのですが・・・

swappinessの調整

swappinessとは、システムがデータ処理にswapをどの程度積極的に使うかの値です。

cat /proc/sys/vm/swappiness

これで現在のswappiness値がわかりますが、通常60に設定されています。

私はこれを「1」にしました。

sudo vi /etc/sysctl.conf

最終行に以下を追記

vm.swappiness=1

メモリの開放

sysctlを使って、開放できるメモリを適宜開放します。

sudo vi /etc/sysctl.conf

最終行に以下を追記

vm.drop_caches=3

以上の設定をしてみました。

これでいつまでもつか楽しみです。

メモリの増設

現行のメモリは「物理メモリ16GB」「スワップメモリ16GB」だったのですが、今回からは、「スワップメモリ48GB」に増やしてみます。ちょっとやり過ぎかな。

現在(2024年3月2日)はT-Potの環境がさらに変わりました。

参考文献

How To Fix High CPU Usage by kswapd0 on Ubuntu

Raspberry Piの始め方 ~その2

【続】フリーズの原因は”kswapd0″と共有メモリだった話

Kernel.org Bugzilla – Bug 65201

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